悲劇のヒロイン?

漫画、とくに少女漫画で多いのが、主人公の少女が悲劇のヒロインであるパターン。
周りの人たちに、理不尽にいじめられて、読者の同情を引くというもの。
童話で言ったらシンデレラの序盤なんかがそうか。
これには、作者の意思が込められていて、「読者に同情させる」ために、わざと周りが理不尽にいじめるのである。


ところが、これが作者の意図ならばいいのだが。
もしも本人の意図で、読者に同情してもらうために周りにいじめられている事をアピールしているとしたらどうだろう。
かなり嫌なやつである。
いじめられている素振りをしつつ、内心では「読者に同情してもらって、高感度アップだぜ」とほくそ笑む悲劇のヒロイン。
かなり嫌なやつである。


読者も気がつかずに「かわいそうだ」と同情してしまう。
最終的に、悲劇のヒロインを演じているだけで、高感度アップ。
別に、何か使ったわけでも、お金を投資したわけでも、犯罪を犯したわけでもない。
読者が気がつかなければ、最高のアピール手段かもしれない。



以上、ライブドア関連の一連の事を、ナナメからの視点で見てみました。