エンタメ[ワールド・クイズ・クラシック]

昨夜になりますが、クイズ界の頂点を決める大会として。
ワールド・クイズ・クラシック(WQC)という番組が放送されました。


とにかく最初に言いたいことは。
番組を企画した人も。
出場してクイズに答える人も。
司会をする唐沢寿明さんも。
みんなが一生懸命だったことは、TVを見ていて伝わりました。


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1stステージ。たったの7問を80秒以内に答えればクリアというルール。
ただし、この7問一切パスができません。
間違えられるのも2回まで。3階間違えたら失格。


最初の2問が連想。大体最後まで見れば答えられる問題なのですが。
80秒という制限時間があり、焦りから少ない誤答権を使ってしまいがちでした。


次の2問がビジュアル。やはり最後まで見れば答えられがちですが。
絵画の作者、建物は難しめだったかも。


最後の3問が多答の全答クイズ。3つ→4つ→5つと答えるものが増えていきます。
比較的ベタな問題が多かったので、普段なら押さえてるんだろうなぁと思うのですが。
とっさに出てこなくなる人続出。
「みなみ」の付く星座(4つ)とか、大文字の「F」が付く元素記号の元素(4つ)とか。


1問でも分からない問題があれば、その時点で終了。
苦手ジャンルがある人は、それを引けばおしまい。
恐ろしいルールでした。
とにかくこのプレッシャーに打ち勝った方が10名。
番組的にも一番面白かったのは、1回戦だったんじゃないかなと思います。


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2回戦はジャンルごとに問題を出してのサバイバル。
ずーーと間違えずに正解を出し続けた人がそのジャンルの覇者として勝ち抜けです。
問題が尽きたら、古今東西サバイバルでした。
面白いけど、盛り上がりがいまいちだったのか、大幅カットでしたね。


3回戦は、1対1のポートレート人名クイズ。
東洋人は漢字必須、誤字不可というルールが裏目になり。
東洋人を1人書く間に、西洋人は4人書けてしまうあたりで、色々と微妙な感じになってしまいました。
せめて、西洋人は「ファーストネーム&ファミリーネーム」は必要にしておけばね…
正直、クイズにとって「早く書く能力」は必要でないと思います。
しかも、紙じゃなくてタッチペン入力だから、コツもいるし…


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準決勝はいわゆる通せんぼクイズ。
ここまで残った4人で早押しクイズを行い、3問で通過クイズへ。
通過クイズで正解すれば決勝へ。
誤答もしくは他の人が正解で阻止されて0点に戻ります
これは誤答に対するルールが非常に優しいため、ダイブ合戦でした。
「このルールなら飛ぶだろう」と思ったのですが、予想通りでしたね…


まぁ、多分、まずは猛者たちの「クイズの速さ」を番組的に魅せたいんだろうと思ったので。
これはこれで良いのかなと思いました。
問題も前半に語源をもってくることが多く、早く押させるような問題が多かったように思えます。
次回のWQCでは、誤答に厳しいルールも見たいなぁと思ったのですが……


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決勝。残った2名で早押しクイズを行い、10ポイント先取で優勝が決定。
いわいるニューヨークスタイルで、誤答は−1ポイントなんだろうなぁ…と思ったら。
なんと、誤答は即座に「ポイントが0に戻る」という恐怖のルール。
次回を待たずに誤答に厳しいルールになりました。


このルールを聞いた瞬間、「この決勝は誤答は出ない」と感じましたが、まさにその通り。
1問たりの誤答も出ず。
押してから思い出して答えたのも、多分1問きり。
それでなお、0.1秒の速さの勝負をしてるのですから。
これぞ、クイズの醍醐味だと思いました。


問題のバランスも良かったです。
「誤答されないような問題の作り方」をされた問題がチョイスされているのも印象的でした。
『問題の始めに、それだけでは答は分かりにくいけど、確定できる要素になるもの』を振っておくことで、誤答したときは本人の責任になりますからねw


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なんか、視聴率が悪かったらしいのですが。
これだけコアな事をやっていれば一般受けしないのは当たり前。
でも、逆に言えば、そのコアな人たちへの視聴率は50%くらいあったんじゃないですか?


そしたら、スポンサーも一般的な人たちが付くんじゃなくて。
コナミとかセガとかモバゲーとか。
そういう達が、こういう人たちを囲うためのCMを打てば良かったんじゃないかなと思います。


とにかく、次回以降も楽しみです。
これで終わって欲しくはありません。


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最後に、今日の一葉しりとり[55]。昨日の「イチョウ」の「ウ」から、語学文学方面でこんな感じで〜